ファイナンシャルプランナーの東京FP:分散投資のすすめ「1つのカゴに卵を盛るな!」

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分散投資のすすめ「1つのカゴに卵を盛るな!」

投資の世界には、「1つのカゴに卵を盛るな!」という格言があります。1つのカゴにすべての卵を盛ってしまうと、そのカゴを落とした場合、卵は全部割れてしまうかもしれません。ですが、複数のカゴに分けておけば、そのうちの1つのカゴを落とし中の卵が割れてしまったとしても、他のカゴの卵は割れずに済みます。同様に、資金を複数の投資対象に分けて投資しておけば、そのうちの1つが値下がりしても他でカバーすることにより、全体としてのリスクが低減し、リターンが安定します。つまり、これが「分散投資の効果」です。

分散投資とは、投資する資産(株式、債券、不動産等)や時間(投資時期)、通貨などを分けることにより、それぞれが持つリスクを分散させる手法です。

具体的な手法は、主に次のとおりです。

①銘柄分散
複数の銘柄に分散投資すること。一般的に、個々の銘柄によって値動きは異なるため、組入銘柄を増やすほど、銘柄固有のリスクによる影響を低減させることができます。
②資産分散
株式市場や債券市場などといった、複数の資産(市場)に分散投資すること。市場固有のリスクによる影響を低減させることができます。
③時間分散
投資するタイミングを分散すること。価格の変動リスクによる影響を低減させることができます。
④通貨分散
複数の通貨を組み合わせて分散投資すること。1つの国の有事リスク(戦争や通貨危機等)による影響を低減させることができます。

なお、投資する資産については、「日本国内」のものだけを対象に考えがちですが、見方を変えると、これはすべてが日本国内という1つのカゴに盛られている状態と言えます。今や国の借金である国債の残高が1,000兆円を超えている日本の現状を考えると、日本国内の資産だけに投資しているのであれば、やはり、さらなる対策を講じたほうが安心です。

そこで、視野に入れておきたいのが「外貨建て運用」であり、手法としては「通貨分散」になります。仮に初めて外貨建て運用にチャレンジするのであれば、投資する商品は、国内の金融機関等で購入でき、その仕組みも分かり易い、「外貨預金」や「外貨建てMMF」などが候補となります。外国株式や外国債券などは、投資先となる会社の情報収集なども必要になるため、次のステップと考えたほうがベターでしょう。

昨年(2016年)にはイギリスのEU離脱が決まり、今年(2017年)にはアメリカで新大統領が誕生します。これらの出来事が、今後、世界の経済や金融市場にどのような影響を及ぼすのか定かではありませんが、自らの資産を守り、かつ、増やしていくためには、今までと異なる考え方も取り入れる柔軟な姿勢がより一層求められます。

[2017年2月1日掲載]

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